公開履歴
心配している男性

梅毒は性病の一種です。以前は昔の病気だという認識が強かったのですが、近頃また患者数の増加が報告されています。性病は全般的に初期症状が表れにくく、病気をそのまま放置しがちになります。

しかし病気が進んでしまうと、さまざまな病気を併発してしまうか、合併症を引き起こす危険も高くなってしまうのです。早めに病気の感染に気付き予防することが、大切になります。この疾患に感染する原因は、感染力の強い病原菌に感染することです。感染しないようにするためにも、感染経路や治療薬などについて正しい知識を身に着けておくことが大切です。ここでは、病気の原因などについて詳しく紹介していきます。

昔から人々を悩ませる性病「梅毒」とは

梅毒とは、強い感染力を持つ悪性菌に感染することが原因で発症する感染症の一種です。主な感染経路は、性交渉や他人の粘膜もしくは皮膚に触れることで伝染ります。発症すると赤い発疹が出ること、その発疹がヤマモモに似ていることから梅毒という名前が付けられました。

昔流行っていた病気だと認識されている人が多いのですが、実は患者数の増加が報告されているほど、現代でも非常にポピュラーな性病なのです。主な患者の年代を見てみると、20歳代を中心とした若い男女の間で流行しているようです。

誰でもかかるリスクがある病気であることをよく覚えておきましょう。また、感染した後で、その症状の表れ方が時間の経過とともに変化していくことが特徴として知られています。第1期は初期段階のため、感染に気が付かない人も少なくありません。

それが患者数の増加につながっています。感染が起こった場所である陰部や口頭部にしこりができるのが第1期の特徴になります。痛みが伴わないので、症状が出ていることに気が付かない人も多いのです。第1期の症状は、原因菌に感染後、3週間ほどで症状が出ることが多いです。

感染後数か月経過すると、潜伏梅毒(第2期)に移行します。初期の段階では、感染部位に主に症状が見られましたが、病原体がさらに広範囲に広がります。病原体である梅毒トレポネーマが血液によって運ばれてしまうからです。一部分にだけ見られた症状が、発疹として手のひらや足の裏から全体にまで出てくるようになります。発疹が出てしまっても、数週間で収まることがあるので、自然治癒したと勘違いしてしまうかもしれません。しかし症状が収まっても、原因菌が死滅することなく潜伏して残っていることを、よく覚えておく必要があります。

潜伏梅毒は、適切な治療を受けない限り、死滅することはないので、体の異変に気が付いたら早めに検査を受けて治療を受けることが大切なのです。晩期梅毒(第3期)は、感染から数年経過してから発症することがあります。晩期梅毒(第3期)になると皮膚や筋肉などに腫瘍が発生することがあります。一番ポピュラーな予防方法は感染経路である性交渉で気を付けることです。性交渉のときはコンドームを付けるなどして、直接粘膜に触れるのを防ぎましょう。

近年梅毒の患者数が増加しています!

昔の病気で現在はほとんどかからない病気だというのは大きな間違いです。実は、この疾患に苦しむ患者数が近年も増加しています。特に2014年ころから都市部を中心に、病気の届け出が急増しています。
以前は同性同士の性交渉によって感染するケースが多かったのですが、近頃は異性間の交渉によって感染が拡大するようになりました。

梅毒は原因菌に感染することで起こる性病ですが、その背景には風俗などの利用が大きく患者数の増加に関係しているようです。風俗で働く女性は、不特定多数の相手と性交渉やアナルセックス、オーラルセックスを行うため、一般女性よりも原因菌に感染する危険性が高いと言われています。

しかも、この病気の厄介なところが、感染初期段階で自分が感染していることに気が付きにくいことです。初期段階(第1期)の頃には、原因菌に感染した箇所にしこりができるのですが、特に痛みを感じるわけではないので、注意していなければしこりに気が付くことは難しいでしょう。また、時間が経つとしこりが収まってくることもあるので、特に問題ないと判断しがちです。

ところが、しこりが消えても完全に原因菌がなくなったわけではありません。厄介な菌は体内に残っていて、発症まで潜伏しているだけだからです。そして、自分が感染していることを自覚できないまま、オーラルセックスやディープキスなど含めて性交渉を続けることで感染が拡大していきます。それが、性病が伝染し患者数の増加につながっていると考えられています。

性病は性交渉をすれば誰でも感染する可能性がある病気です。また、たとえ性交渉ではなくても、オーラルセックスやディープキスのような相手の粘膜に触れるような接触があった場合でも、感染することがあるのです。特に梅毒は初期段階から時間をかけてゆっくりと進行していきます。第1期ではしこり程度であったとしても第2期に突入すると感染箇所が他の部分にも拡大していきます。

体全体、または一部に発疹が見られるようになります。この段階で異常に気が付いて病院で検査を受けることができれば、何とかこれ以上の症状悪化を止める予防方法になるかもしれません。しかし、発疹が収まることもあるので、それで安心していると、病気が進行しやすくなります。

予防方法を知って適切な対処を

近年では、患者数が都心部を中心に急激に増えています。誰でもかかる可能性がある性病ですから、日頃から病気感染に対して注意する必要があります。

性病を引き起こす可能性がある病原菌は感染力が非常に強く、血液、精液や膣分泌液といった体液全般に含まれています。たとえ性交渉を行わずとも、菌に感染している人の体液に直接触れることで、感染しやすくなると言われているのです。

一般的に性交渉などで感染患者の性器や肛門、口といった粘膜に触れることが、主な感染経路だと指摘されています。感染が急増している背景には、初期段階での発見が難しいことが挙げられています。感染してしまうと、潜伏期間を経てからしこりなどの症状がみられるようになります。

しかし、しこりも小さいものだったり、すぐに消えたりすることもあるので、体の異常に気が付かないまま病気が放置されるケースも少なくありません。結局、自分が病原菌に感染していることを知らなければ、性交渉を持ってしまうのでどんどん感染が広がっていくわけです。

自分が病原菌に感染し、感染を拡大させないためには、日常的に性交渉のときにはコンドームを使うことが有効策になります。オーラルセックスやアナルセックスのときでも、コンドームを使えば相手の粘膜に直接触れることがなくなりますので、性病の感染をある程度防げるようになります。コンドームは男性が身に付けるものですが、女性ももしものときのために避妊具を購入して、性交渉のときに相手に着用をお願いすることも大切です。

そして、相手がコンドームの装着を嫌がったときは、きっぱりと性交渉を断る勇気を持ちましょう。それが自分の身を守ることにつながっていきます。また、性交渉の相手は1人に決めることをおすすめします。大勢の相手と性交渉を持ってしまうと、病原菌に感染するリスクが高くなってしまうからです。

特に梅毒トレポネーマは潜伏期間があるので、短期間で大勢の人と性交渉を持ってしまうと、誰から感染したのかが判別しにくくなります。そして、自分自身も性病に感染していることに気が付かず、大勢と性交渉を持ち続けていると、どんどん感染を広げることになってしまうでしょう。普段から気を付けていれば、ある程度感染拡大を防げるようになります。

記事一覧
クラミジア治療はジスロマックにお任せ! 2019年12月06日

クラミジアに感染してしまったら、早期治療を受けることで早い回復が期待できるようになります。クラミジアは症状が軽ければ、治療薬で治ることがほとんどです。クラミジア...

感染者数が一番多い性感染症!クラミジアの実態 2019年12月03日

クラミジアは性感染症の一種であり、患者数も多いことで知られています。病気を発症させる原因菌は、名前の通りクラミジアやトラコマチスと呼ばれる細菌です。その主な感染...

実は多い!オーラルセックスでうつる性感染症 2019年12月01日

性感染症といえば、性器同士を触れあう性交渉で移るという意味で認識している人が多いかもしれません。実は、オーラルセックスやアナルセックスでも感染する危険性があるの...

梅毒はどうやって治す?治療薬を知ろう! 2019年11月28日

梅毒の初期段階は、痛みや腫れといった目立った症状が表れにくいので、症状が出ていることに気が付かないことがあります。そして、異常に気が付いたとしても、しばらくする...